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巡回歌謡フェスチバル=バウルーで=ABRAC「選抜歌謡」PR

ニッケイ新聞 2007年11月20日付け

 【レジストロ】バウルーで十一日、第一回ABRAC巡回歌謡フェスチバルが盛大に行われた。ABRAC―ブラジル歌謡協会では毎年、約七百人の歌手が参加するブラジル選抜歌謡大会を実施するが、地方にはあまり知られていないことから、今年から年に六度くらい、巡回歌謡ショーを催し、ABRAC大会の各カテゴリーの優勝者、準優勝者を中心に、ブラジルでトップ・クラスの歌手の熱唱を地方の人々にも聞いてもらいたい、とこの企画を実施したもの。
 開会式には西森朱美ABRAC会長、蓮沼栄造コ―ディネーター、飯星ヴァルテル連邦議員代理、西森ルイス・パラナ州議会議員代理、今泉義男ブラジル日本移民百周年協会理事、有江徹二ABRAC副会長、久保パウロABRAC副会長、蛯原忠男ブラジル日本移民百周年協会芸能委員長をはじめ、大勢の来賓が列席、あいさつを述べた。
 会場のルーゾ・ブラジレイラ・クラブの会館を埋め尽くした約千五百人の観衆は、フレンズ楽団の伴奏で熱唱した、現在ブラジルを代表する丹後田リリアンさん、平田信弘さん、小野幸子さんをはじめ約三十人の歌手に万雷の拍手を送った。歌の合い間に太鼓、柔道、空手、手品などが披露された。
 バウルーでは、同クラブの会館で前日の十日から二日間、「バウルー祭り2007」が開催され、数々のワーク・ショップや講演が企画され、大勢の人出で賑わった。(金子国栄さん通信)