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東西南北

ニッケイ新聞 2007年11月23日付け

 エイズ患者について二つの報告。一つは、発見後の生存率について。一年後ならほぼ九四%生存で、五年後も八七%が生存。ただし地域差大で、五年後の場合では、北伯は七八%、南東伯は九〇%の生存率。もう一つは、患者数の推移で、一三歳から一九歳の少女と同性愛の男性の間で患者数が増えているという。ちなみに、一九八〇年から今年六月までの患者数は四七万四二七三人。
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 リオ州知事は、「麻薬犯罪者との武力衝突も辞さぬ」とするが、その強気発言の直後、二十日から二十一日にかけての十二時間で特殊部隊員一人を含む警察官四人と陸軍大尉一人が殺害された。三カ所で起きた事件の被害者は皆、非番の時に襲われたが、特殊部隊はその後、リオ市北部の二カ所の摘発に出向き、二人を逮捕した。国の印象を悪くしていると批判されても、断固とした態度を貫く知事。無理もない。
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 二十一日未明、サンパウロ市東部で、カンピーナス地方を中心に誘拐を繰返していた男性(三八)と被害者の監視役の父親(六四)が逮捕された。他にも四人が逮捕されているが、三八歳のパウロ・オリベイラは肥満児(ボーイ・バリーガ)の異名をとり州内でも首領格の誘拐犯の一人。
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 糖尿病が目に来るというのはよく言われるが、糖尿があると指摘され、五年以上経っている人で視力が弱っている人を対象にした無料検診が二十四日(土)八時から十二時にある。場所はサンパウロ市ヴィラ・クレメンチーノのボトゥカトゥ通八二〇番。問い合わせは、〇一一―五九〇六―〇六三〇へ。また、皮膚がんの無料検診も同日九時から十五時まで、サントアンドレ市のラウロゴメス大通二〇〇〇番にて。

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