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ボリビア移民苦境の中で=妊産婦らを手助け=神谷ヨシさん死去、86歳

ニッケイ新聞 2007年11月28日付け

 【沖縄タイムス】ボリビアへの移民一世で助産師、看護師として活躍した神谷ヨシ(かみや・よし)さんが十六日午後八時半、老衰のためサンタクルス市の自宅で死去した。八十六歳。旧東風平村出身。葬儀は同十八日、同市内で執り行われた。長男の利明(としあき)氏は新ウチナー民間大使。
 自宅住所はAv Monsrivero 265 Santa Cruz Bolivia
 一九五四年、琉球政府の第一次計画移民としてボリビアに渡り、原因不明の熱病「うるま病」の治療や不十分な衛生状態下での出産を手助けした。二〇〇五年に日本政府から旭日単光章を、〇一年に県知事から第三回世界のウチナーンチュ大会記念表彰を受けた。
 仲井真弘多知事は「移住地の発展、沖縄とボリビアの関係強化に多大な貢献をした。県民を代表して謹んでご冥福をお祈りする」との弔慰文を送った。

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