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ニッケイ新聞 2008年1月9日付け

 クリチーバ市の原総務局長によれば、同市の電話帳には日本人名を持つ人が一万二千人も記載されており、その家族を含めれば三万から五万人の間の日系人がいると推測されるという。移民七十周年の時にサンパウロ人文研が調査した時以来、本格的な日系実態調査はない。今回のIBGEの本が出版されたら、全伯の都市別とかの詳しい日系情報が分かるかも。
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 県人会関係では最も有名?な新潟の餅つき。「今年はニセモノまで出たんですよ。凄い人気でしょ」と新潟県人会の南雲元会長は痛し痒しの表情だ。そのうちサンパウロ市セントロの「ピラッタ(海賊版)」の名所25・デ・マルソ街にも「ニイガタのモチ」が並ぶ?!
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 ブラジル日本人会―というありそうでない言葉を初めて見た。昨年八月にブラジル講演、好評を博した現在百一歳の曻地(しょうち)三郎さんが、今年八月に再来伯するにあたり、県連会長であり百周年執行委員長の松尾治氏に電話で新年のあいさつをしたことが日本の某全国紙に載った。その肩書きがなんと、〃ブラジル日本人会会長〃。ある意味、間違いではないが、大きくまとめたものだなあとしばし苦笑。

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