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ニッケイ新聞 2008年2月1日付け

 ジャポネースといえばオーリョ・プッシャード(つり目)――というのは、いわばブラジル人の常識。日本移民百周年をテーマに選んだリオのサンバ・チーム「ポルト・ダ・ペドラ」のマドリンニャ・ダ・バテリア(打楽器隊の代母)、アンジェラ・ビスマルチはそれを逆手にとって、今回のパレードのために、二十八日に整形手術でつり目にして「初めての金髪ジャポネーザ」として話題を振りまいている。その成果のほどはパレードで披露するとか。ちなみに整形美人として有名な彼女は今回の手術がなんと四十二回目とか。ブラジル人がサンバにかける情熱はハンパじゃない!
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 昨年の山口、今年八月の沖縄だけかと思っていたら、十月には熊本県人の世界大会がサンパウロで開かれる。熊本県人会では先月、世界三十カ所以上の県人会に大会の招待状を送付したという。どのくらいの支部があるのか調べてみると、何と十六カ国、七十支部あることが分かった。ブラジル国内はそのうち、本部を含め約三十カ所と最多で、会員数は約五百家族。移民大県の本領を見せてほしいところ。
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 〇五年九月に第一次隊員の渡伯五十周年を祝った南青協。三百二十六人の隊員のうちこれまでに六十五人が亡くなり、現在連絡がつくのは百九十人ほど。うち七十数人が会費を納めているという。サンパウロ州内ほか、パラナに二十三人、南マ州、サンタカタリーナ、南リオ・グランデなどにも隊員がいる。今月パラナで行われた同支部新年会には各地から家族合わせて七十人以上が泊りがけで集ったそう。今年の総会では、ブラジル国外在住の隊員から寄付があったことも紹介された。今なお絆は強い。
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 大相撲一月場所、ブラジル出身三力士のうち、三段目東六十九枚目の魁聖(友綱)は六勝一敗の好結果。幕下東三十三枚目の孝東(玉ノ井)も四勝三敗で勝ち越した。三段目西八十枚目の魁ノ浜は全休。

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