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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2008年2月1日付け

 今月十七日にブラジリアで行なわれた連邦政府主催の日伯交流年セレモニーでは、一言も発しなかったルーラ大統領。
 三十日にあったトヨタ・ド・ブラジルの五十周年式典では、日本との経済関係活性化を期待、大いに張り切った。
 式典出席のため来伯した豊田章一郎名誉会長に「ようこそブラジルに」と日本語であいさつ。
 十二歳のとき、初めて就いた仕事がサンパウロ市イピランガ区にあった日系洗濯屋だったことにも触れた。〇五年の記者会見で「息子同様に扱ってくれた」と、日系主人に感謝の意を述べて以来だ。
 笠戸丸移民の数にも言及、日系移民の苦労にも労いの言葉を寄せた。
 会場となった「サーラ・サンパウロ」は、プレステス駅を改造した場所。ソロカバナ線の発着駅だったことを考えると、ブラジリアより遥かに意義深いものだったといえる。   (剛)

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