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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年2月5日付け

 サンバチーム「ヴィラ・マリア」が、一日にサンパウロのサンボードロモで「イラッシャイマセ、移民百周年における文化と智慧の千年期」をテーマに行い、話題を呼び、大盛り上がりを見せた。しかし、パレード以外にも〃日本〃が垣間見えるものもあった。ブラジル大手ビール会社ブラマ専用のカマロッチへの入り口には、紅い鳥居が。来場者は鳥居をくぐってカマロッチに入るといった具合だ。パレード以外にも日本を感じるものを作っていたのは、ブラジル人の粋な計らいか。
     ◎
 優勝の呼び声が高いヴィラ・マリアのパレード。日本の解釈は少し東洋的な印象もあったのは愛嬌だが、山車の一つにあった寿司カウンターには、本物の寿司が並べるなどのこだわりがみられた。パレード後にその寿司を食べたかは気になるが、優勝への意気込みがつたわった。
     ◎
 福岡県人会の定期総会及び臨時総会が三日に行われた。今回の注目は松尾会長の進退問題だったが、提出されたシャッパは一つだけだったために、満場一致で南アゴスチーニョ敏男さんに決定した。総会終了後行われた新年会では、ほくほく顔で昼食を取る松尾会長の向かいで南新会長は胃を抑えながら「今から先が思いやられる。明日には辞表を提出しようかな」と冗談交じりに話していた。早くも県人会の重圧を感じたか!?

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