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レジストロ文協の若者らカーニバルに参加

ニッケイ新聞 2008年2月13日付け

 【レジストロ】今年のカーニバルはリオデジャネイロでも、サンパウロでも「日本移民百周年」に関する特別な企画が目立った。これは、ブラジル人が日本移民および日系社会に対して敬意を表したものと考え、この思いやりに感謝したい。当地でもその例外ではなかった。
 当地は二日から五日までの四日間、レジストロ市役所主催のカーニバルで連日、約一万人の人出で賑わった。市役所は文協も山車を作って参加するよう招待した。そこで文協の和太鼓部と民謡大和会の、六歳から二十代前半の若者約七十人が、ジョーナス・バンクス大通りを長さ五メートルにおよぶ「獅子」を作り獅子舞をしながら「祭りダンス」を踊った。
 文協のグループは、他のサンバ・グループの先頭を切って行進し、沿道の観衆の拍手を浴びながらベイラ・リオ広場に到着、そこで更に一時間ほど「祭りダンス」を披露した。
 和太鼓部の五人が音楽に会わせ景気よく桶胴太鼓を叩いた。初めてカーニバルに参加した子供たちは、「とても楽しかった、日本の文化とブラジルの文化が一緒になった様で嬉しかった。」と語った。
 イグアッペでは一日夜、カーニバルの前夜祭がカトリック大寺院広場で行われ、その開会式に招待されたレジストロ文協の和太鼓部は汗だくで熱演をし、観光客を含めた大勢の観衆から拍手喝采を浴びた。(金子国栄さん通信)

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