ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2008年2月15日付け

 九カ国の五〇~六四歳の女性を対象に行ったアンケートで、ブラジル人女性の九二%が一般社会の女性や老化についての概念を改めるべきと回答。五〇歳以上の女性について誤った概念があると考える女性九六%。九七%は、メディアは真実の姿を伝えるべきだとし、外観に気を配ることは大切と考えている。今の五〇代女性は、昔の同年代女性よりもっと多くのことをしていると考える人九五%。自分の年齢や経験を分かち合うことに誇りを持っている人が九四%。この数字は、日本人では出てこない?
     ◎
 ご主人の浮気のことを調べるために私立探偵を雇ったことがばれ、主人が探偵を殺害という事件が起きて話題になっている。探偵からの情報の真偽に疑問をもち、かつ依頼料の支払いなどでやり取りしているうちにご主人の知る所となったものだが、小切手交換のための待ち合せ場所に同行した主人が、命乞いをする探偵に二発を浴びせて殺し、夫婦と主人の父親、友人の四人が捕まった。子煩悩だった探偵は、近いうちに引越、転職をと考えていたという。
     ◎
 プレハブ校舎は無くすと約束していたサンパウロ市長。今度は、授業が始まったばかりの時期に、プレハブを壊すからと生徒を家に追い返した。統一教育センターでは、子供を入学させたくて集まった親の列を隠すため、敷地内に入らせてから再度列を作らせた。教育と保健衛生には資金不足はないと豪語した市長だが、教育局担当者はアラ隠しに右往左往。落ち着いて勉強できない子供や、毎日未明から列を作って並ぶ親こそ、いい迷惑だ。
     ◎
 イタリアで活躍中のロナルド選手が再度膝を傷め、途中退場。治療はまた長引きそうだが…。

image_print