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大耳小耳

ニッケイ新聞 2008年3月26日付け

 あくまで予定の段階だが、ローランジアのパラナ州百周年式典の主な式次第は、主要な来賓らの祝辞に続き、日本舞踊、舞踊、盆踊り、人間ピラミッド(人の上に人が積み重なってピラミッド状になるアクロバット体操)、一千人の大合唱、数百人の和太鼓などがメインのアトラクションになるようだ。舞台となるローランジア自体がドイツ系植民地であり、ポルトガル系やドイツ系舞踊も披露し、人間ピラミッドも日系と非日系が協力して行うなど地元との融和を強調した出し物になるとか。さて、サンパウロの方はどうなるやら?
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 恒例の商議所昼食会。出席者が昼食前のカクテルを楽しんでいる中、ふと見ると、入り口に大竹富江さん製作によりグアルーリョス空港に建設予定のモニュメントを紹介する壁掛けが。そこには日本語で「高名な芸術家大竹とみ先生―」と書かれていた。以前、本紙が百周年協会に掛けられていたときに間違いに気付いて指摘した、同じ壁掛けのよう。聞く耳もたず、か。
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 日本の旅行サイト「トラベルビジョン」によれば、大韓航空が六月二日からサンパウロ便を再開することを決めた。9・11同時多発テロ事件以降の航空需要不安定化の影響で同路線から撤退して以来、実に七年ぶりの復便という。航路は、ソウルの仁川空港から北米ロサンゼルス、サンパウロを結ぶもので、週三便で運航予定。報道は在日ブラジル人の帰省需要も見込んでいるとのことだが、百周年関連の訪伯客の需要にも応えるかも。

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