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本番に向かって轟く太鼓=記念曲「絆」を本格練習

ニッケイ新聞 2008年3月28日付け

 炎天下のサンボドロモに太鼓の音が轟き、こだました。二十二日午前九時から午後六時まで、ブラジル日本移民百周年記念曲「絆」の練習が行われた。ブラジル太鼓協会(矢野ペドロ会長)傘下の約四十チーム八百人が参加し、JICAの蓑輪敏康講師の指導の下、一日中厳しい練習が続けられた。
 田中マルコスさんを始めとするリーダー・グループも練習に協力した。遠くフロリアノポリス、ベロ・オリゾンテ、バストス、マリンガ、リオデジャネイロからも参加した。
 約一時間ほど小雨に見舞われたが、太鼓にプラスチックをかけて練習は続けられた。夕方はまた好天に恵まれ、薄暗くなるまで練習は続けられた。未だ直す点は沢山あるが、本番まであと三カ月、各チームは地元に帰って、猛練習をし、六月二十一日には千人が参加し、立派に演奏し日本移民百周年を盛り上げることだろう。
 レジストロからも市役所のマイクロ・バス二台と、トラック(バウー)一台で四十人が参加した。夜十一時過ぎに帰宅した子供たちはさすがに疲れた様子だったが、厳しい練習に参加したした自信と喜びが感じられた。(金子国栄さん通信)