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東西南北

ニッケイ新聞 2008年5月1日付け

 昨年十月に実施された路上生活者の実態調査によると、八二%が男性で五三%は二五~四四歳。七〇・九%の人は週二〇~八〇レアルの収入があり、七四%は読み書きができる。家族と別居が二九・一%で、酒や麻薬が原因で路上生活を始めた人が三五・五%。四三%は市内に親戚がいるが、そのうちの三八・九%は親戚との接触はない。六九・六%は路上で寝るがその四三%は自由がよいといい、施設で寝る人の六九・三%は路上では暴行を受けるからという。調査は、サンパウロ市など、過去に調査された都市以外の七一市に住む一八歳以上の路上生活者三〇万人以上を対象に行われた。
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 アマゾンの乱伐問題では、マット・グロッソ州で木材の違法取引により六七人逮捕や、乱伐地域で犯罪多発の報に加え、ブラジル訪問中のドイツ閣僚が「乱伐対策は忍耐を要し、骨の折れる仕事」と評し、環境相の労をねぎらったとの報もある。環境相は、森林伐採しても食糧危機は解決しないとも明言している。
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 二十九日で一カ月が過ぎたイザベラちゃん殺害事件。国民の九八%が事件のことを知っているというが、この度、警察が仮説に基づいて事実を拡大解釈した可能性や、事実と異なる状況で現場検証を行ったといったミスも指摘された。自分の意見や考えに合わせての事実や情報の曲解は起こり易いが、市民も身近に感じる事件だけに、真実を知りたい人も多いはず。召天一カ月のミサには約四〇〇人が参加した。

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