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東西南北

ニッケイ新聞 2008年5月22日付け

 サンパウロ州、ミナス州、南マット・グロッソ州などでは、晴天続きで気温も上がり、湿度も三〇%を割っている。雨が降らないと大気汚染もひどくなり易くなるため、十一時から十五時の戸外での運動は避け、水分を補強するなどの注意が必要。
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 二十日、パラー州シングー川のベロ・モンテ発電所建設に関する討論会で、建設推進派技師と反対派の科学者らが論を戦わせる最中に、カイアポ族ら先住民が技師を襲った。シャツは破れ、腕に深い切り傷を負った技師と、ダム建設で保護区内の広大な地域が失われ、生態系にも影響が出ることを恐れる先住民たち。ダムを建設しても、実際の発電量は見込みの半分以下とも言われる発電所。エネルギーを確保し、自然も温存できる平和的共存の道はないものか。
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 正式雇用増加とか失業率低下とかの報に喜んでいたが、二〇〇五年の場合、十五~二十四歳の青年の五人に一人が失業者で、二十五歳以上の三・五倍の失業者がいるという。失業者全体でみると、四六・六%が若者という報告に、大統領が「若者は経験がないなどの理由で差別されている」と憤慨したともいうが、育てるという部分が弱いと、将来の飛躍が難しくなる。
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 四十、五十はハナタレ小僧という人や、六十歳は人生の折り返し地点との言葉など、六十歳は老人とみなさない傾向がだんだん強くなっている。サンパウロ州での風邪の予防接種で、九十代、八十代、七十代、六十代と接種率が下がるのも、まだまだ若いから大丈夫との気持ちの表れか。

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