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百周年サンパウロ市式典=1万人参加して全体練習=26団体がサンボードロモに=「うまくいった」と蛯原氏

ニッケイ新聞 2008年6月10日付け

 ブラジル日本移民百周年を記念して、二十一日にサンパウロ市サンボードロモで行われる記念式典。記念式典の本番に向けて、八日午前八時からサンボードロモで本番さながらの全体練習が行われた。
 同練習には第一部の祭典、第二部の記念式典への出場予定チームの一万六千人のうち、約一万人が参加して行われた。
 予定時刻の午前八時から始まった第一部は、二十六チームが参加。一度に二チームが出場して、同時に違う日本文化の紹介を行ったり、一つのチームで会場全体を埋め尽くして紹介したり、と色鮮やかに行われた。
 第二部の式典で出場予定の、約三千人のコーラスは大半が出席。「さくらさくら」や「アクアレア・ド・ブラジル」など数曲を披露。圧巻のコーラスが行われた。最後には、千人太鼓で締め括られた。今回の練習では、時間の予定通りに終了した。
 今回の練習に訪れていた松尾治執行委員長は「時間通りに進むかどうかが心配だった。スケジュールの時間通りにいったら問題ないでしょう」と胸を撫で下ろした。また、「無償で参加してくれて、百周年の時期に参加することに意義がある」と説明する。
 芸能担当の蛯原忠男氏は「時間どおりに進んで、上手くいった。本番はもっと早くできるでしょう」と満面の笑み。また「今後の課題は出場団体の入退場。これが上手くいけば本番も大丈夫でしょう」と胸を張った。「第一部では同時に複数の場所で演技が行われるから、見ている人たちも楽しいのではないか」と蛯原氏は期待を込めて話した。

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