ホーム | 日系社会ニュース | 海上自衛隊練習艦隊、サンパウロ市の交流=半舷上陸の420人を歓迎県人会の出番、熱いムード=「海行かば」で先亡者に黙祷

海上自衛隊練習艦隊、サンパウロ市の交流=半舷上陸の420人を歓迎県人会の出番、熱いムード=「海行かば」で先亡者に黙祷

 十八日から二十二日までの間、サントスに停泊中の海上自衛隊練習艦「かしま」「あさぎり」と護衛艦「うみぎり」。同練習艦隊の歓迎式が、十九日午前十一時から文協大講堂で行われた。今回の歓迎会には、半舷上陸の隊員が約四百二十人参加。各県人会から約三百人ほどが訪れ、歓迎ムードが高まった。
 文協婦人部コーラスによる日伯両国歌に続き、海上自衛隊員による「海行かば」の演奏の中、日本移民開拓先亡者に対して黙祷が行われた。
 森口イナシオ援協会長は「国防は重大な使命で、平和は大事な役割。これから先も恙(つつが)無く航海を続けてください」と激励した。丸橋次郎首席領事は「県人会の人たちの熱き心を感じ、有意義な交流を行ってください」と語った。
 返礼に立った井上力司令官は「移民の日の六月十八日にサントス港に寄港できたことは望外の喜びです。若き隊員たちはこれからの日伯交流に一役買ってくれると思います」と親善交流の発展に期待を込めた。
 今回の歓迎会を主催した、文協、援協、県連、商工会議所、アリアンサの五団体に対して、海上自衛隊から記念品が手渡され、記念品の交換が行われた。
 最後に与儀昭雄県連会長の万歳三唱で無事閉会した。
 閉会後は、隊員の出身県別に分かれ、各県人会員と交流会が行われた。

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