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大掛かりな「すき焼き会」=憩の園、多分野の後援者得て

ニッケイ新聞 2008年6月28日付け

 救済会「憩の園」は七月五日午後六時から、精神的に障害のある子供たちを支援する団体「トラベシア」と共催で、グランド・ハイアット・サンパウロホテル(Avnida das Nacoes Unidas,13.301)で、すき焼きパーティーを開催する。参加費は一人、二百レアル。現在、有志に参加を呼びかけている。
 パーティーで振舞われるすき焼きは、同ホテル内にあるレストラン「絹」の金城アドリアノ・シェフが味付けなどを担当。パエージャにつかう大鍋で、ホテル厳選の食材で調理する。
 同パーティーの開催は、昨年に続いて二回目。昨年より二百人以上多い、七百五十人もの参加者を見込んでいる。
 アトラクションは、「パン人間」のパフォーマンスで世界的に有名な日本人芸術家の折本立身さんはじめ、中平マリコさんのショー、ブラジル人パフォーマーのレチシア・ヘキトさん、日本で十二年間にわたり演奏技術を学んだシェン・リベロさんらの尺八演奏がある。
 昨年の同パーティーで参加者に指紋を押してもらった粘土をつかい、日伯両国で活躍するアーティストらが製作したセラミックの作品が、競売にかけられる。また、すき焼きを入れる器は、日系人陶芸家の本間ヒデコさんと、その生徒らが製作したものを使用する。器を会場で洗い、参加者それぞれにプレゼントされる。
 なお、島内憲在ブラジル日本大使、西林万寿夫在サンパウロ総領事らも出席する予定。パーティーの収益と競売の利益などは、憩の園の経営費にあてられる。問い合わせ、連絡先は、憩の園(電話11・3209・0215)、トラベシア(11・5093・9524)。

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