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「高齢社会ジャーナル」=坂田記者が来伯取材=招き猫広める活動も

ニッケイ新聞 2008年7月30日付け

 今月三十日までサンパウロ、リオで取材活動を行なっている月刊「高齢社会ジャーナル」の坂田茂記者(55、熊本県)が二十四日来社した。
 同誌は、日本全国の三十四提携紙の高齢者関連記事を転載する〃切り抜き〃雑誌だが、独自記事も巻頭で大きく掲載している。
 十月号で百周年を迎えたブラジル日系社会を取り上げるにあたり、今月開催された「県連日本祭」と「邦字紙から見る百周年におけるコロニアと皇室の関係」を大きなテーマに据える。
 「これからの日伯関係を紹介できれば」と坂田記者は話し、表紙には日系画家大竹富江さんを予定しているという。
 今年の発行が日伯交流年事業に認定されており、月刊ピンドラーマに掲載されている「移民の肖像」(サンパウロ新聞・松本浩治記者)も転載している。
 九月に創刊二十一年目を迎える同誌は、発行部数約四千五百のうち、約六割が市役所など行政の窓口。
 坂田記者は、今年五月に設立された「招き猫海外移住協会」の事務局長も務める。来年三月にサンパウロである国際見本市で招き猫の紹介ブースの設置も視野に入れ、すでにブラジル人アーティストとも調整、日伯合同のイベントにしたい考えだ。
 「幸せの象徴である招き猫を通じ、日本文化を伝えるきっかけが作っていければ」と笑顔で話した。

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