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東西南北

ニッケイ新聞 2008年8月15日付け

 大学の世界ランキングも色々な所が発表しているようで、中国の教育機関によれば、サンパウロ総合大学(USP)は一万二千の大学中百二十一位、州立カンピーナス大学は二百番台、ミナス州とリオ州の連邦大学は三百番台だという。十位までは、米国八校、英国二校。また、スペインの教育機関のランキングではUSPは百十三位。
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 サンパウロ州やリオ州では既に認められていた育児休暇期間の四カ月から六カ月への延長が国会でも承認され、大統領の認可待ちとなった。四カ月分の給与は社会保険から、延長された二カ月分は雇用者からの支出となるが、雇用者は納税額から差し引くことが認められ、国庫への収入は五億レアル減ると見られている。育児休暇は養子をもらった時にも適用される。
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 子どもに対し、親としての責任を果たせない親が増えたといわれるが、サンパウロ州フェルナンドポリスで十二日、六歳の娘を三日間、施錠した家に一人で残して出かけた母親が取調べを受けた。泣き声を聞いた隣人が児童相談所に連絡をとったもので、娘はケーキとパン、水だけで三日間を過ごしたという。また、遊びに出かけた親が夜になっても帰らず、三人の子どもを頼まれた人が子どもたちを道に放棄という事件も起き、預かった人と親が取調べを受けている。
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 オリンピックで予選敗退し、帰国した選手も出始めたが、水泳男子の百メートル自由形で、セーザル・シエロ選手がブラジル勢四つ目となる銅メダル獲得。同選手は十四日の五十メートル自由形予選でもオリンピック新記録を出し、予選二位で準決勝進出。また、ビーチ・バレーは男女とも二組が予選リーグ通過。男子バレーはロシアに破れた。

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