ホーム | 日系社会ニュース | 商議所昼食会=ウジミナス社長が講演=「日伯関係をより緊密に」

商議所昼食会=ウジミナス社長が講演=「日伯関係をより緊密に」

ニッケイ新聞 2008年9月20日付け

 ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)は十二日に、ホテルソフィテルで九月定例昼食会を行った。約百三十人が訪れ、会場は超満員になった。
 今回は「ウジミナス:プロフィール、今現在、プロジェクトと挑戦」と題して、ウジミナス社社長のマルコ・アントニオ・カステロ・ブランコ氏が講演した。
 カステロ・ブランコ社長は最初に日本語であいさつし、来場者の緊張を和らげた。
 日伯ナショナルプロジェクトとして誕生した同社。今年創立五十周年を迎えて、さらなる五十年を目指した企業の発展を目標にしている。
 同社長は、同社が現在、ブラジル内でも有数の製鉄工場を有し、ラテンアメリカ地域でもリーダー的地位を築いていることを話しながら、同社についてのビデオを流した。
 世界の展望として、持続的インフレ傾向が進んでいるが、製鉄産業の増産が見込まれていることから、GDP(経済成長率)は四・五%と予測し、安定した市場成長は二〇一五年まで続くと予測。
 さらに、同社では鉄を世界価格より七%安く供給できていること、安定した供給を続けることによって、顧客に上品質な鉄を提供していることなどを強調。新たな製品の需要に対しても、より効率の良い生産を可能にする急速冷却装置をラテンアメリカ地域で唯一所有している。
 同社では、圧延鋼板の生産能力拡大やミナス州の鉄の採掘能力向上による人件費削減を目標にしており、来年は新型コークス炉、新技術の導入を予定し、全体として百四十一億ドルの投資を計画していると説明。また、バイーア州に港湾を設置する計画をしている。この港湾設置により、ミナスの鉄を水路で簡単に輸出できるように目指しているという。
 同社長は、「日伯関係はまだ仲睦まじい状況。潜在的な投資が続いているし、イタマラチーによると、今年は百周年の効果もあり日本の企業が二十社進出してくることも聞いた」と話し、「同社と商議所は一緒に働き、道を開き、日伯関係をより緊密化にしていくべき」と講演会を締めくくった。最後に田中会頭から記念プレートが授与された。

image_print

こちらの記事もどうぞ