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ニッケイ新聞 2008年10月1日付け

 九月二十七日にポルト・アレグレ市で行われた南大河州百周年記念祭典。式典に出席しなかった在クリチーバ総領事に対して関係者は不満を表していた。「日本政府が日伯交流年と決め日伯両政府が祝う年なのに日本政府代表者が来ないのはおかしな話ではないか。我々が小さい団体だからか」と憤る関係者。国が決めたことなのに、先日のバイーア式典はじめ百周年式典にはのきなみ総領事クラスが出席していただけに、同地だけ出席しないとはなんとも示しがつかない。地元の憤りももっともか。
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 助六太鼓の今泉豊代表は一九七三年にサンパウロ公演し、その後、役者の沢竜二さんから丹下さんを紹介されたのが縁で、今日までに十回以上来伯。長男・竜二、長女セツ子、二男・豊」という親戚付き合いは続いているとか。その沢さんと雪村いずみさんのショーが十一月八日に文協大講堂で行われる。協力券(三十レアル)で、ニッケイ新聞(11・3208・39778、ルーシーまたは山根)で取り扱い中。それにしても今泉代表、眼鏡にネクタイの姿と、叩いている時の凛々しい和太鼓衣装ではまるで別人のよう。
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 県連とサンパウロ州共催の「オルト・フルト・フェスタ」が、十一月十四日から三日間、サンパウロ市バラ・フンダ区のパルケ・アグア・ブランカで開催される。〃ミニ日本祭(フェスティバル・ド・ジャポン)〃ともいえる同企画。初めての試みだけに、先日の県連代表者会議では「もし、赤字になったらどうするのか」と慎重な姿勢を見せる出席者もいたが、執行部側は「絶対赤字にならないから問題ない」と強気の姿勢。フェスティバルの知名度を「オルト・フルト・フェスタ」につなげることができるか。

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