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統一地方選=日系候補25人のサンパウロ市議選=当選は現職中2議員のみ

ニッケイ新聞 2008年10月07日付け

 全国自治体の首長・議員を選出する統一地方選挙が五日に行なわれ、同日開票された。五十五議席をめぐって千七十七人が立候補したサンパウロ市議会議員選挙では、日系候補の当選は現職の羽藤ジョージ氏(PMDB)、神谷牛太郎(DEM)の二氏に留まった。
 七期目を狙う羽藤氏は四万八百四十七票の得票で十七位、神谷氏は二万九千九百十五票で三十八位につけた。
 現職の野村アウレリオ氏(PV)は一万九千二百七十五票で七十四位、故小林パウロ連邦議員の息子で市議初挑戦の小林ヴィトル氏(PSDB)は一万四千四百票で八十九位。党内順位が次点の野村氏には補欠当選の可能性も残されている。
 現職をふくむ二十人以上の日系人が立候補した今回のサンパウロ市議選。前記四氏以外の大半が二百位以下の得票にとどまった。「日系票」を奪い合う形になったことも要因の一つといえそうだ。

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