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アサイ=3日間かけ百周年祝う=パラナ=式典に500人、盆踊りも盛大に=小岸会長「先祖、功労者に感謝」=城は今月工事開始へ

ニッケイ新聞 2008年10月18日付け

 パラナ州アサイ市にあるアサイ文化連合会(小岸穎郎会長)は、九月二十日午前十時から同市内にある上野米蔵会館で百周年を記念した記念式典、表彰などを行った。ブラ拓四移住地の一つとして日系社会と縁の深い町、アサイ(旧トレス・バラス移住地)。七夕飾りが町を彩り、盆踊りも行なわれるなど、三日間にわたり町全体が慶祝ムードに包まれた。
 式典当日は、最初に仏式とカトリックの両方で先亡者慰霊祭が行われ、参加者たちは先人に思いを馳せた。
 法要に続いて開催された式典には、パラナ日伯文化連合会(リーガ・アリアンサ)の関係者、西森ルイス州議代理、ミシェロ・アンジェロ・ボン・テンポ市長など約五百人が来場し会場を埋め尽くした。
 壇上では歴代連合会長ほか、日本文化の発展と子孫への継承、スポーツ体育向上に関係した七十八人を表彰。さらに式典委員会では上野義雄アントニオ氏、上野蔵雄氏、嶋田巧氏、間島正典氏の五人を特別顕彰した。
 小岸会長は「我々コロニアは百年という大切な年を迎えた。ご先祖、功労者、お世話になった人たちに感謝しなければならない」とあいさつ。その他、来賓たちも祝辞を寄せた。
 式典後は祝賀昼食会。舞台では様々な演芸が披露されて大いに盛り上がり、来場者たちは楽しい時間を過ごした。
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 十九日から二十一日の三日間にわたって、アサイ市内の目抜き通りには三十二年続く、七夕の飾りなどが飾られ祝賀ムードを演出した。華やかに彩られた飾りの下、盆踊りも行なわれ、約八千人が訪れた。
 この他、日系人歌手による歌謡祭なども開催され大いに盛り上がりを見せた。さらに花火が打ち上げられ、盛大に百周年が祝われた。
 市内の教会の前には百周年の記念モニュメントも設置されたほか、十字架の修理も行われた。
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 昨年から計画が進められている城建設は、第一期工期の費用五十万レアルが集まり、今月中旬から月末までの間に工事を始める予定だ。全体の建設費用四百五十万レアルについても、ルアネー法などで認可される見通しがついてきたという。完成は二〇一〇年を予定している。