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東西南北

ニッケイ新聞 2008年10月23日付け

 フランスはパリでとんでもない買い物をしたブラジル人のニュースが新聞に。三・五メートル、七〇〇キロの物件は、何とエッフェル塔についていた螺旋階段。ヨーロッパにある自宅に据え付けるというが、二十日の競売で付いた価格は約二二万七〇〇〇レアル。庶民にはなくとも、あるところにはあるのが金?
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 四〇歳以上の人の二%が罹患し、失明の原因ともなる緑内障治療薬を、まつげが長くなると、処方箋もなく使う人がいるとの警告が出た。緑内障用目薬は、アレルギーや炎症、目の周りの隈、ドライアイ、網膜変形などの副作用が報告されているが、まつげの成長もその一つ。つけまつげの使用も要注意だが、薬の副作用はもっと恐い。
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 二十六日の第二次投票日を前に、選挙高等裁判所が二十一日、四市への軍派遣を決めた。派遣先は、パラー州ベレン、アマゾナス州マナウス、ペルナンブコ州カンピーナ・グランデとマラニョン州ベネディット・レイテ。二十四~二十七日の派遣だが、ベネディット・レイテは、放火事件が起きて無効となった第一次投票のやり直し。第一次投票では四六〇の市に軍が派遣されていた。
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 パラナ州アプカラーナで二十日に十一歳の少年を誘拐した犯人が、二十一日に捕まった。学校帰りの少年をナイフで脅して連れ去り、身代金要求という事件だが、犯人は十五歳と十二歳の兄弟というから驚き。少年の家族からの通報を受けた警察が電話を傍受し、犯人を特定。犯人からの情報で現場に駆けつけた警察は、雑木林の中で縛られたまま、二十時間近く水も食べ物もなく過ごした少年を発見。少年は寒さと恐怖で震えていたというが、命には別状無し。

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