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レジストロ=150人集まり盛大に敬老会=婦人会の昼食に舌鼓打つ

ニッケイ新聞 2008年11月4日付け

 レジストロ市ブラジル日本移民百周年祭実行委員会とレジストロ文協主催、レアル銀行後援で、去る十月十二日午前十一時から、第十五回敬老会が文協会館に於いて盛大に催された。
 七十五歳以上の二百三十人が招待され、約百五十人が出席した。金子国栄さんの司会で先ず、先亡者の霊に対して一分間の黙祷が捧げられた。
 その後、那須野秀男同市百周年祭実行委員長、清水ルーベンス文協会長、佐々木悟RBBC会長、山村敏明FENIVAR会長、黒澤森男春秋会会長、清丸米子連合婦人会会長、ニウトン・ジョゼ・ヒロタ・ダ・シルヴァ市会議長、アウベルト・ヴィダウ飯星連邦議員代理の祝辞があり、岡本房次さんが高齢者を代表して謝辞を述べた。
 約一時間前に「未来からの使者」のモニュメントの落成式を終えた豊田豊、絹子夫妻、友人の画家金子謙一、染色家、マリコ夫妻、陶芸家、鈴木章子さん、造形作家ジェフェーソン・フェホンさん等も特別参加した。
 また、今年は「日本移民百周年を祝って」文協の隣のCCI―高齢者活動センターの高齢者も招待された。
 那須野さんが音頭をとって乾杯が行われた後、出席者の中での男性最高齢者の佐々木東助さん(94)と女性最高齢者の宮本みつこさん(92)がケーキ・カットを行い大きな拍手を浴びた。
 出席者は、婦人会が作った美味しい昼食を食べながら直井幸子さん、吉田千鶴子さん、上野智子さんの琴の演奏に耳を傾け、今年の六月、サンパウロのサンボードロモで徳仁皇太子殿下ご臨席の下に挙行された「日本移民百周年祭」のDVDを観た。
 また、金子謙一さんがユーモアたっぷりのスピーチで芸術家の人生観を述べ会場を盛り上げた。日本語学校の教室では、文協茶道部の松藤良光さん等が茶会を催し好評を博した。招待客は百周年記念メダルを手に午後二時三十分閉会した。
(金子国栄さん通信)

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