ニッケイ新聞 2008年11月5日付け
森田左京氏が三日午後七時ごろ、入院先のサンパウロ市パライゾ区の心臓病院(H COR)で肺気腫により、亡くなった。七十八歳。
東京都出身。海軍兵学校在校中に終戦を迎え、五三年東京大学工学部を卒業、五六年テーゲルベルグ号で来伯した。
三井物産(当時第一物産)に勤務後、パシフィック・コンサルタント・ド・ブラジル(PCDB)の一員として、リオドセ社の要請でエスピリト・サント州のツバロン開港に関し、日本側の鉄鋼関係との調印に尽力した。
その後東芝に勤務、電力関係のコンサルタントを長く務めた。サンパウロ人文科学研究所監事。
葬儀は四日午後三時から、ポルトゲーザ病院で営まれ、ヴィラ・アウピーナ墓地で荼毘に付された。初七日は未定。