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タマンドゥア・ダンスシアター=ブラジルの舞踏育てた=楠野隆夫さん偲ぶ訪日公演

ニッケイ新聞 2008年11月6日付け

 ダンスグループ「タマンドゥア・ダンスシアター・カンパニー」は、移民百周年を記念して八月三十日から九月七日まで、北海道、川崎、東京で舞踏公演「キメラ(白昼夢)―天使が飛んでゆく」、「イエマンジャの夢」や、ワークショップを行った。また最終日は、第八回シアターX(カイ)国際舞台芸術祭に参加。スタンディングオベーションで大喝采を浴び、見事に幕を閉じた。
 美術家で舞踏演出家の故・楠野隆夫氏(一九四五~二〇〇一)が創立した同カンパニー。今回の日本公演は、日本の舞踏をブラジルに持ち込み身体芸術「ムーブメントの演劇」を実践、多くの後継者を育てた楠野氏へのオメナージェンを込めて、兄・楠野裕司さんが中心となり企画された。
 作・演出・照明・構成を楠野氏が手がけた遺作「キメラ―」と「イエマンジャ―」に、日本の舞踏家・大野慶人氏もゲストとして全公演参加。また各地で行ったワークショップは、三時間から六時間に及び、毎回約四十人ほどが参加した。
 公演を終え帰国した裕司さんは、「ブラジルへ移民した人のものを、逆に日本へ持っていき知ってもらいたいと思っていた」と、夢だった東京公演を終え充実した顔で話していた。
 なお同公演は、日伯交流年実行委員会、ブラジル日本移民百周年記念協会、在日ブラジル大使館の後援、国際交流基金の助成で行われた。

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