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東西南北

ニッケイ新聞 2008年11月14日付け

 「国際糖尿病予防の日」にあたる十四日。サンパウロ州都電ブラス駅では十~十四時、地下鉄アウト・デ・イピランガ駅では九~十七時に、血糖値と血圧検査(無料)を実施。
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 ゴイアス州ゴイアネージアで十一日夜、親戚の農園訪問中の青年が携帯電話に出た途端、近くで落雷。充電中だったのが災いし、落雷直後二メートルもとばされた青年は感電死。一方、サンパウロ州ではコンセントに差し込めばインターネットが使えるというモデムが二〇〇九年には実用化と十三日に発表。農村部で使っても安全かが不安…。
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 十一日にパラナ州ロンドリーナで起きた食肉加工会社強盗事件は、スーパー担当者を名乗って電話連絡後に、精肉店員のいでたちの犯人たちがワゴン車で乗り付け、従業員を制圧という凝った手口。高い塀に高圧電線を張り、警備員も配備していた会社は裏をかかれた格好だが、その一方、従業員への暴行などの全容が録画されていた。
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 サンパウロ市在住の中国人を狙う連続強盗殺人事件の容疑者が逮捕された。サンパウロ市モオッカ区で、強盗で稼いだと吹聴していた金遣いの荒い青年ら五人、海岸部のモンガグアーで、同地に家を借り、高級車購入の七人が十二日に捕まった。五件の殺人を含む、最低二〇件に関与とされる一二人のうち、九人が未成年。金回りが良く、ドルを持っていると見ての犯行で、中国人の情報を流していた共犯者割出などが続いている。
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 十二日にサンパウロ市ブラス区で起きた食料品貯蔵庫の火事現場では、熱で曲がった秤の部品などが散乱する中、ノッサ・セニョーラ・アパレッシーダの像だけが無傷で残った。守護神の神通力がわが身を守った?

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