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東西南北

ニッケイ新聞 2008年11月15日付け

 十二日の最高裁が市警ストは違法との判断を下したことを受け、市警の業務がやっと正常化。十三日夜から通常業務に戻り始め、十四日には完全正常化とのこと。スト終了の報に、スト期間中の事件届を出しに走る人の姿も見受けられる。インターネットでの届出では安心できないと、スト終了を待っていた人たちは、ほっとした表情だ。
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 寒冷前線により十三日夜から強い雨に見舞われたリオ州では、南部のヴォウタ・レドンダで起きた土砂崩れで七歳の少女が死亡など、各地で洪水や土砂崩れの被害が出ている。死亡した少女の母親など、負傷して入院中の被害者もいる他、水害後に発生しやすい伝染病も心配だ。デング蚊繁殖につながるような溜まり水を残さない注意も必要だが…。
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 洪水などではないが、十三日未明のサンパウロ市南部の交差点での事故は、地下の排水管が壊れ、隙間から漏れた雨水が作った空洞の上に停車したゴミ収集車が、自らの重みでアスファルトごと陥没という、ある種の水害。直径五メートル、深さ三メートルの穴にすっぽりとはまった形の収集車は、事故から七時間後にクレーン車で撤去されたが、穴の修復は十七日以降。工事終了まで現場の通行は封鎖されたままとなる。
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 クリスマス用品購入などで混雑が予想される、サンパウロ市の25デ・マルソ街では、ラデイラ・ダ・コンスチツイソンとカルロス・デ・ソウザ・ナザレー街の間が、十二月二十四日まで、月~金曜日の十時~十八時と土曜日の十時~十三時の時間帯に車両侵入禁止となる。ブラス区やボン・レチーロ区の問屋街でも車両侵入禁止となる区間があるとのこと。車で出かける場合は表示に注意を。

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