ホーム | 日系社会ニュース | 茶道裏千家・宗旦忌=約100人が遺徳偲ぶ=非日系2人目の許状も

茶道裏千家・宗旦忌=約100人が遺徳偲ぶ=非日系2人目の許状も

ニッケイ新聞 2008年12月18日付け

 茶道裏千家ブラジルセンター(林宗慶代表)は、千利休の孫で茶道裏千家の第三代家元、千宗旦(そうたん)の命日にちなむ『宗旦忌』を先月三十日、文協ビル四階の伯栄庵教場で行った。約百人が出席した。
 渡辺浩司氏が開式の辞を述べ、非日系人で初めて許状を受けたカルロス・シリロ・宗寿氏が挨拶した。
 長年、茶道の普及に貢献したロンドリーナの故西マリオ・美津江夫妻、サンパウロの故鶴賀栄治氏の紹介が松原宗美教授部長からあり、一分間の黙祷が行われた。なお、増田宗節、森岡春子さんにより、仏前に供茶が捧げられた。
 茶名が与えられる許状が林代表から、四十二人に伝授され、二十年以上茶道を修業したエリソン・トンプソン・デ・リマ氏には、宗尊の茶名が与えられた。非日系人としては二人目。
 その後、八畳席で七事式、四畳半、立礼席で点心が振舞われ、六、八畳席で薄茶の接待があった。

image_print