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高速鉄道構想=カンピーナスで閣僚審議会=10年中にサンパウロ市間で運行予定

ニッケイ新聞 2009年1月7日付け

 ルーラ大統領は今月十日以降に、カンピーナスからサンパウロ市経由リオ・デ・ジャネイロ間の高速鉄道整備計画と、ヴィラ・コッポス空港までの拡張に関する審議会をカンピーナス市で開くことを決めた。十二月三十日付けエスタード紙が伝えている。
 報道によれば、十二月二十九日にブラジリアの大統領官邸でカンピーナス市長のエリオ・デ・オリベイラ・カンポス氏と大統領が初めて会見した。審議会にはネルソン・ジョビン国防大臣、閣僚代表としてジウマ・ロウセフ官房長官、アルフレッド・ナシメント運輸大臣、さらに社会経済開発銀行(BNDES)、その他機関からも参加が予定されている。
 同市長によれば、二〇一〇年半ばに線路工事は完了する見込みで、同年末までに最初のカンピーナス―サンパウロ市間が運行される予定。同市は独自事業として、同空港隣接地二千万平方米を土地区画整理済みであり、高速鉄道参画企業からの投資の受け皿にする目標だ。
 第二滑走路のためには、空港敷地と、ジュンジアイからサントス港へと繋がる輸出用の鉄道路線を修正する必要があり、それと同時に、空港の乗客や貨物の受け入れを最適化するような連絡手段を敷設する検討もされている。
 高速鉄道構想の総工費だけで百九十億レアルにも上る。第二滑走路の建設終了後は、利用客が現在の二百万人から九百万人に増加すると見込まれており、政府はこの隣接地に設置される企業からの税収が五十億レアルは見込めると推測している。
 この区間は、一九七九年にパウリスタ鉄道会社(FEPASA)により敷設され、サントス―ウベラーバ間をつなぐ輸出路線として運行されてきたが、二〇〇二年にラテンアメリカ運輸に譲渡された。

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