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ニッケイ新聞 2009年1月23日付け

 二〇〇六年にコロニアの手に戻ってきたサントスの旧日本語学校。サントス日本人は、日本語学校も含め、大いに活用すべく検討を続けている。二月十五日の総会で役員の改選もあり、二世へ代替わりも図る。昨年十月の全国統一選挙で同市議に選出された金星クラブの中井貞夫会長は、「若い人を呼び込み、活発化したい」と意気込んでいる。日本移民上陸記念碑の移転が予定される公園での日本文化フェスティバルも計画しており、今年のサントスは盛り上がりそうだ。
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 二十二日、奈良県でコガ・マリオ・ヒロシさん(53)がクローヴィス・エドゥアルド・モイヤ容疑者(42)に腹部を刺され意識不明の重体。モイヤ容疑者は「仕事上のトラブルがあった」と供述している。また日本時間の二十三日、愛知県名古屋市の路上でブルム・タダシ・ナメカタさん(31)が殺害され、現在犯人の行方を追っている。日本から届く在日ブラジル人のニュースは、耳を塞ぎたくなる不穏なものばかり。
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 先日編集部に送られてきた天理新聞一月号によれば、昨年十二月八日から四日間、大洪水で苦しんでいたサンタカタリーナ州イリョッタ市に、水害援助ひのきしん(天理教信者による教団内外での奉仕活動)が行われたという。サンパウロ市などから青年会有志ら十四人が駆けつけ、体育館に着く援助物資の荷降ろしと仕分けを手伝った。「休むひまもなくかなりの重労働であった」とあるが、さぞや充実した体験だったに違いない。日本の助け合い精神は、ブラジルにも根付きつつある。

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