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還暦迎える宮崎県人会=新会長に黒木慧さん就任

ニッケイ新聞 2009年2月5日付け



 ブラジル宮崎県人会の第六十回定期総会が一日午前、サンパウロ市の県人会事務所で開かれ、約三十人が出席した。任期満了にともない長友契蔵会長が勇退。役員改選が行なわれ、第一副会長の黒木慧さん(74)が新会長に就任した。今年創立六十周年となる同会では、八月二十三日に東国原英夫知事などを迎えて記念式典を予定している。
 総会は午前十時半に開会。先亡者への黙祷に続きあいさつした長友会長は、県連副会長をつとめるなど「いろいろな経験ができた」と自身の任期を振り返る一方、公約だった「会館建設」と「会員倍増」の二つを実現できなかったことを残念がった。また、会館建設問題の担当理事で昨年二月に急逝した桑畑良平氏に哀悼の意を表した。
 昨年八月には母県を訪れ、今年の六十周年式典へ知事ら関係者の来伯を要望した長友氏。会の規定により二期四年の今期で勇退するにあたり、「会の活性化を考えないと県人会の将来は暗いと思う」と述べ、「今後も努力してほしい」と言葉を送った。
 同会では昨年、農業研修生受け入れなど恒例行事のほか、顧問の黒木政助さんが外務大臣賞を受賞。現在、六十周年にむけて県人移住者、県系人の実態調査や「宮崎県南米移住史」のポ語訳などを進めている。六十周年準備委員会の委員長は、吉加江ネルソン顧問。
 収入は約十四万四千レアル、支出約十一万レアルで差引き残高は約三万四千レ。婦人・青年部の報告とあわせ拍手で承認された。〇九年度予算は十万五千レ。
 役員改選では、選挙管理委員会から出席者に三十二人の理事候補氏名が掲載された用紙が配られ、得票の多い順に二十人の理事を選出。新理事の話し合いで黒木慧さんが新会長に選ばれた。
 サンロッケ在住の黒木さんは、一次一回のコチア青年。就任にあたり、長友前会長の功績に謝意を表すとともに、「自分に何ができるか心配なところはあるが、六十周年に向け準備委員会が頑張っており、私も褌を引き締めている状態」とあいさつ。「皆さんの協力がなければ県人会の活動はできません。よろしくお願いします」と決意を表した。
 総会後は新年会が開かれ、黒木顧問の発声で乾杯。食事を囲み一同懇談した。
 他の役員は次の通り。(敬称略)【副会長】第一=竹下達也、第二=高橋久子、【会計】第一=大浦洋人、【書記】=山田仁、高橋久子。第二会計は次回役員会で決定する予定。改選にともない長友前会長は名誉会長となる。
 宮崎県人会の会員は現在約四百五十家族。スザノ、モジ、アチバイア、イビウナ、ピエダーデ、ベレン、ポルト・アレグレに支部がある。

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