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商議所の業種別シンポ=不況下の伯経済を4時間で=17日

ニッケイ新聞 2009年2月11日付け

 世界不況の中スタートを切った二〇〇九年のブラジル経済の実態と動向が四時間で分かる――。ブラジル日本商工会議所(田中信会頭)は十七日、恒例の「業種別部会長シンポジューム」を開催するにあたり、一般の参加を広く呼びかけている。
 午後二時から六時まで、サンパウロ市のホテル・ソフィテル・サンパウロ(Rua Sena Madureira,1355)で行う。十一ある業種別部会の部会長が、共通テーマ「〇八年の回顧と〇九年の展望」と専門分野について十分ずつ発表し、大部一秋在サンパウロ総領事が講評する。また、日本の経済産業省から赤星康通商政策局米州課長、本間英一同局中南米室長を始め六人が出席する。
 会議所の平田藤義事務局長、近藤正樹総務委員長(ブラジル三菱商事取締役社長)、田中一男企画戦略委員長(伊藤忠商事中南米総支配人、同ブラジル会社社長)が案内のために来社した。
 「ブラジル経済は、比較論で言うとBRICsの中で一番良いが、不況のあおりは避けられない」と田中委員長。昨年八月の同シンポでは、「右肩上がりに読んでいたが、今回は右肩下がりになる」と話す。
 「危機の影響を業界別に分析できる。この時期のシンポは大変意義があります」と近藤委員長は話し、多くの参加を呼びかけた。
 参加費無料。問い合わせは、会議所(11・3287・6233)まで。

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