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サンタカタリーナ水害=一日も早い農業復興を=クリチーバ総領事館=イタジャイの農協に=種、苗、農機など供与

ニッケイ新聞 2009年2月28日付け

 昨年十一月の洪水被害を受けてサンタカタリーナ州イタジャイ市のリオ・ノーボ・ジャポネーザ組合に対して行われた日本政府の草の根・人間の安全保障無償資金協力で、去る十六日、同資金協力で購入された青果物の種子および苗木、肥料、またトラクターをはじめとする農業機械の供与式が同組合の施設内で行われた。
 供与式には、佐藤宗一在クリチーバ総領事、被供与団体側からはジョゼ・ジョアン・クストジオ組合長、ミツギ・タカハシ副組合長及び他の組合員とその家族、また来賓としてイタジャイ市のカルロス・アルベルト・レベロ農業局長、アギナルド・ドス・サントス漁業局長、イタジャイ日伯協会の角園セザリオ前会長など約五十人が出席した。
 同組合は一九九五年に日系人農家が中心になって組織されて以来、リオ・ノーボ地区でレタス、タマネギ、パセリなどの生産に従事してきたが、昨年十一月の洪水により組合員の農地で生産中の作物および農業機械を失うという壊滅的な打撃を受け、自力での再建が困難になっていた。今回の供与により、農業生産の再開が実現し、組合の復興とさらなる発展が期待されている。
 供与品目を確認した後、佐藤総領事、タカハシ副組合長、レベロ農業局長、角園前会長があいさつを行った。佐藤総領事は、「今回の供与品が十分に活用されることで農業生産が一日も早く再び軌道に乗り、組合の復興とさらなる発展につながることに期待する」とし、また「今回の資金協力を通じ日本とブラジルの友好の絆が地方レベルにおいても一層強まることを願う」と述べた。
 被供与団体を代表してあいさつしたタカハシ副組合長は、今回の贈与実現に対しクリチーバ総領事館ならびに日本政府に感謝の意を表し、農業生産を再開するに留まらず生産高を増やして関係者の期待に応えたいとの抱負を語った。
 イタジャイ市役所を代表してあいさつしたレベロ農業局長は、同組合が日本政府による援助を受けたことは同市にとっても名誉な出来事であると述べ、組合員への大きな助けとなったことに謝意を表わした。
 最後に地元の日系社会を代表する形で角園前会長があいさつに立ち、「今回の日本政府による援助は非常に時宜を得たものであり、日系五家族が加盟する同組合への贈与は日系社会への支援にもつながっている」と述べた。
 供与式の後、佐藤総領事ほか出席者は、供与品目の一つであるトラクターが農地で使用されている様子を見学し、日系人を含めた組合員との交流のひと時を持った。

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