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玉川学園大から渡辺さん=松柏・大志万で日語教育研修

ニッケイ新聞 2009年3月7日付け



 松柏学園・大志万学院がパートナーシップを結ぶ玉川学園大学(東京都町田)の渡辺早織さん(文学部比較文化学科三年生、神奈川)が、先月二十五日から約一カ月の研修のため来伯中だ。
 同大の学生が研修に来るようになって今回で五回目。渡辺さんは外国人向けの日本語教員を副専攻しており、同学院での日本語教育の現場を見ると同時に、今後は模擬授業も行う予定。
 「日本の子よりも、生徒が日本文化を知っている。あいさつもしっかりするなど礼儀正しい」と驚いたように話す渡辺さん。来伯するまでは、これほど日本人が多く、文化が大事に継承されているとは知らなかったという。
 日本語教育と一言で言っても、文法や発音だけでなく、文化や習慣を教えるのが大事だと感じたという。そのためには、「文化や国の背景をもっと知らないと」と痛感したとも。
 今月二十三日に帰国するが、その前に生徒の前で授業を行う。「日本語レベルの差があるから、絵を使ってことわざを紹介しようと思う」と意気込んでいた。

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