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東西南北

ニッケイ新聞 2009年4月14日付け

 一月二十三日本紙でも報じたサンパウロ市パウリスタ地区のアウグスタ街とルイス・コエリョ街の角の移動交番が七日朝、交通技術公社の係官によって撤去された。一年近く警官不在の状態との伯字紙報道後、海岸部の警備強化に警官が一時的に借り出されていると説明していた軍警の言葉とは裏腹に、その後も警官不在の状態が続いた末の撤去だ。毎日交番の組立作業をしていたフランシスコ・ネットさんは寂しそうだが、例え無人でも、あることで犯罪者に警戒心を起こさせていた交番撤去で、心配顔なのは近隣の住民や商店主達。今度はパウリスタ大通りとペイショット・ゴミデ街の角に置くというが、果たして駐在さんは?
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 サンパウロ州で人が集まる閉鎖空間での禁煙条例を承認した後、ミナス州でも同様の条例審議と言い出した一方、禁煙条例は憲法違反と訴える動きや煙草栽培者からの反発も出ている。〇二年に禁煙令が出たニューヨークでは、非喫煙者の半数以上が血中のニコチン濃度が高いと報告され、煙の影響は吸っている本人より周りの人の方が受け易いことを実証した。妊娠した女性が妊娠初期に禁煙すれば未熟児出産の可能性減とか、煙草を止めたいという保健省への相談(電話160)は年一三〇万件(一時間一七三件)との報道も続いているが、好きな人には手放し難いのが酒や煙草。平和共存を望む人も多そうだ。
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 発達した低気圧の影響で、サンパウロ州やリオ州の海岸は荒れた週末。十一日にサンヴィセンテで男性一人など、サンパウロ州で三人、リオ州で一人死亡の他、行方不明は少なくとも五人との報道。死者の中にはアルゼンチン人と英国人も含まれていた。南東伯の海はここ暫くは荒れるとの予想だ。

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