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東西南北

ニッケイ新聞 2009年6月5日付け

 ブラジル杯準決勝のコリンチアンス対ヴァスコ戦が行われた三日夜、サンパウロ市ではファン同士の乱闘で、死者一人、負傷者七人が出た他、バス一台、乗用車三台、バイク一台が焼き払われ、数台の乗用車が破損という事件発生。死者も出たのはマルジナル・ド・チエテで、ヴァスコファンを乗せたバス一三台を通すため、コリンチアンスファンの乗るバスなどが停止していたところで乱闘が起き、コリンチアンス側のバスはガラスが粉々。死亡した男性はシャツも剥ぎ取られ、身元確認も出来ず、負傷者の一人は骨折で手術が必要という。また、試合終了間際には、ヴァスコ側のバスが放火され周りの車も被害に。試合は無得点引き分けだったが、前の試合との得失点差でコリンチアンスが決勝進出。インテルナシオナルと雌雄を決する。昨年、リオでコリンチアンスファンが死んだ事への報復ともいうが、ヴァスコ側のバスを先導していた軍警二〇人では多勢に無勢?
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 エールフランス機の乗客名簿が三日に発表されたが、家族の希望で名前が公表されなかった人もいる。一方、フランス側では搭乗者家族を対象にDNA情報収集を開始。遺体発見後の身元確認にDNA情報が必要となるためだが、ジョビン国防相は、遺体やブラック・ボックス回収は困難との見解も示している。
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 新型インフルエンザの真性患者がまた増えた。三日、四日に確認されたのは五人。これでサンパウロ州一二人、リオ州七人、サンタカタリーナ州四人、マット・グロッソ州二人、ミナス、南大河、トカンチンス州が各一人となった。国内感染は七人で被疑患者は四一人。寒波到来の南伯では、五日に緩んだ寒波が七日には戻るというから、一般の風邪にも注意が必要だ。

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