ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

 ボウソナロ大統領は12日夜、エスタード紙が最高裁に持ち込んで要請していた、新型コロナウイルスの検査結果の提示を行った。3回の検査の結果がすべて陰性だったことは13日に発表された。ただし、検査は全て「アイルトン」「ラファエル」「05」という偽名で行われていた。また、2回分は納税者番号(CPF)でボウソナロ氏のものと確認できるが、3回目のものは身元を確認できる記述は何もなかった。それにしても、陰性ならなぜ最高裁に訴えられるまで待たずに、検査結果を出さなかったのか? なぜ偽名で検査を行ったのかなど、疑問は残る。真相は大統領のみぞ知る、ということのようだ。 
     ◎  
 4月16日に解任されたマンデッタ前保健相が13日、米国のニュース局CNNのインタビューに応え、ブラジルのコロナウイルスの状況について語った。同氏は「アマゾナス州ではピークを迎えたかもしれないが、感染爆発はまだはじまったばかり。南部ではまだはじまってさえもいない」と現状を説明した。同氏は国民から高い人気を得ていた最中に解任されたが、「誰が正しかったかは歴史が証明する」ときっぱりと言い切っていた。 
     ◎  
 ブルーノ・コーヴァス・サンパウロ市市長が13日午後、検査を受けるためにシリオ・リバネス病院に入院した。市長は11日から12日にかけて腹部に異常を感じたという。コーヴァス市長は昨年、がんと診断され化学療法を受けたが、がん細胞が完全には消えず、現在は免疫治療中だ。同市長はそんな中で、コロナ対策の大仕事を行っている。 

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 東西南北2020年5月20日 東西南北  19日、フランスの大手紙「ル・モンド」がボウソナロ政権のコロナウイルス対策を痛烈に皮肉り、話題を呼んだ。表紙には、ブラジルでのコロナ犠牲者の埋葬風景の写真を使い、シェイクスピアの「ハムレット」での有名な一説「デンマーク王国では何やら腐敗したことが起こっている」の国名部分をブラ […]
  • 東西南北2020年5月6日 東西南北  ベテラン俳優のフラヴィオ・ミリアッシオ(85)が4日、リオ州リオ・ボニート市の自宅で遺体で発見された。時期柄、「死因はコロナか?」とも思われたが、事態はさらに重く、自殺だったという。自宅には遺書があり、「人権が尊重されないことに絶望した」「高齢者が切り捨てられる世の中だ」など […]
  • 東西南北2020年5月16日 東西南北  ボウソナロ大統領が14日、「また、交際を始めた」と称して、ロドリゴ・マイア下院議長と抱擁する姿を披露した。 最近は、以前は敵視していたセントロンへの接近を図っていることが話題となっていた大統領が、今度は支持者に徹底的に批判させていた同議長と接近。狙いが自身の罷免を避けるためと […]
  • 東西南北2020年4月4日 東西南北  「ネット上の人気に支えられている」との印象の強いボウソナロ大統領だが、リオ連邦大学とサンパウロ社会政治財団が行った調査によると、ツイッター上で行なわれている大統領支持のコメントのうち、半分以上の55%が「ロボ」と呼ばれる自動拡散アカウントによるものだということが判明したという […]
  • 東西南北2020年4月17日 東西南北  新型コロナウイルス対策としての社会的隔離政策に関しては、11日にサンパウロ市でボウソナロ大統領支持派による反対デモも起こり、国際的に話題を呼んだが、ある調査によると、隔離に反対している人には「高所得者、企業家、年金生活者が目立つ」という。この調査はフォーラムという団体が行った […]