ホーム | 日系社会ニュース | サントス=厚生ホームで6月祭り=海の幸に5百人が舌鼓

サントス=厚生ホームで6月祭り=海の幸に5百人が舌鼓

ニッケイ新聞 2009年6月16日付け

 サンパウロ日伯援護協会傘下の養護老人ホーム「サントス厚生ホーム」(遠藤浩経営委員長、斉藤伸一ホーム長)は七日正午から、「フェスタ・ジュニーナ」を同ホームで開催した。サンパウロ市やスザノからバス四台が出て、地元や入居者家族ら約五百人(主催者発表)の人出で賑わった。
 年三回開催される同ホームのフェスタを支えるサントス日本人会やエストレーラ・デ・オウロ・クラブのボランティアらが前日から準備。当日は、職員なども合わせて約七十人が腕まくりした。
 会場となった中庭は、次々に到着する人で溢れ返り、賑やかな雰囲気。刺身や香ばしい鰯の炭焼きなどサントスならではの新鮮な海の幸、手製の漬物、やきそば、おにぎり、シュラスコ、天ぷらを皿いっぱいに乗せて、来場者たちは心行くまで食事を楽しんでいた。
 また舞台ではスザノの太鼓グループによる力強い演奏、室内の小ホールでは入居者のコーラスグループによる発表、花柳流金龍会の日舞、西村満梨さんの歌謡ショーなどが行われ、会場を盛り上げた。
 入居して半年という荻原千恵子さん(85、静岡)は、真剣な様子で鑑賞しながら、「こういう日はいいですね。賑やかで大変面白い」と満足げ。日々の生活は、「みんな良くしてくれます。絵を書くのが楽しい」と話していた。
 同ホーム前身の援協厚生ホームがリベルダーデ区からサントスに移転して今年で三十五年。斉藤ホーム長によれば、現在、五十二人が生活しているが、平均年齢は八十四歳と年々増えつづけ、九十歳以上が十四人いる。
 体操や自分たちが食べる野菜の洗浄、花壇の手入れ、犬の飼育などの日課のほかに、音楽療育やコーラス、さつま揚げ作りなどをして過ごす。
 この日は、入居者の男性が作ったさつま揚げも販売され、売れ行きは好調なようだった。売り場を担当したJICAシニアボランティアの中野千恵さん(63、福岡)は、あと一カ月の任期終了を前に、「人と人との触れ合いが楽しかった。また戻って来たい」と二年間の感想を話し、来場者との歓談を楽しんでいた。

image_print

こちらの記事もどうぞ