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東西南北

ニッケイ新聞 2009年7月18日付け

 コリンチアンスのロナウドが、十六日の対エスポルチ戦で二得点を挙げ、プロ通算四五〇得点をマーク。試合も四対三でコリンチアンスの勝ちだったが、六二八試合で達成された得点中、一六点がコリンチアンスでのもの。ホームのパカエンブでは一二得点を挙げている。チームもブラジル選手権六位に浮上した。
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 サンパウロ市で予定している貸し切りバス乗り入れ制限に対し、幾つかの出勤方法を試して、自家用車で行くと決めた人がいる。社員の通勤用にバスを契約していた会社が特別免除を要請するなど、水面下の動きも幾つかある様だ。市役所側の返答は二十日で、二十七日から実施という乗り入れ規制。バス一台分に対し車が何台繰り出すのか…。
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 新型インフルエンザについて、保健省が十六日に国内でのウイルス蔓延を認めたが、感染症の専門家は、真性か否かの検査を限定した時点で、実態把握は不可能となっていたと指摘。同じ日、世界保健機構が、世界各国の患者統計の報告は止めると発表。国毎に診断のあり方が違い、現実的にも不可能な作業だった訳だが、世界的な動向は追い続けていくという。一般の風邪の統計発表はないことを考えれば当然だが、逆に、予防対策などに力を注ぐ必要が高まったことにもなる。世界保健機構では、ワクチンは九月初旬には開発されるとみているが、試験済みワクチンが市場に出回る時、北半球は既に冬?
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 三州五市の公立校生徒を対象にしたサンパウロ総合大学調査によると、青年のカルシウム摂取量は一日六八〇ミリグラムで、必要量一三〇〇ミリグラムの約半分の上、血中のビタミンDも不足気味。このままでは将来の骨粗鬆症予備軍決定だ。

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