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ニッケイ新聞 2009年8月26日付け

 三十日に道人移住九十周年、協会設立七十周年、会館竣工十周年を祝う北海道協会。二十三日に訪問団が日本を発ったよう。苫小牧新報が報じた。昨年北海道から送られた雪で『雪だるま祭り』を開催、約八千人が訪れ盛り上がった。その際来伯した「ハヤキタユキダルマカイ」の真保生紀代表は、今回二度目の出発前にルーラ大統領に雪だるま形のサングラス「だるまサン」を送付。「サングラスを掛けた写真をもらえたら」とのメッセージも。
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 最近サンパウロ市の地下鉄で定着しつつあるテレビ画面でのニュース・情報提供。同事業を手がけるBANDグループのサアジ社長は、商議所での講演で「サンパウロに公共交通は必要」とさらなる事業推進に意欲を見せた。同社長によれば、今後同様の事業をサンパウロ市内のバスやバスターミナル、またリオ市海岸のキオスクなどでも展開していく考えという。リオ海岸で見込まれる利用者は一日推計四十五万人。ぜひ日系メーカーの技術をと期待したいところだが、そちらに関しては慎重な日本勢を尻目に、韓国系メーカーが開発に乗出しているとか。
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 沖縄県国頭郡金武町の「海外移住者子弟等研修生受入事業」で二〇〇五年、同じ研修生として出会ったペルー三世の大城ジミーさん(28)とブラジル二世のメリッサさん(30)が〇七年に同地で結婚、「子どもにも沖縄の心を伝えたい」と永住を希望しているという。毎日新聞が報じた。現在は仕事の傍ら南米の移民から届く手紙の翻訳や海外研修生らのサポートなどボランティア活動に活躍中だ。沖縄、オペルー、ブラジルを繋ぐ架け橋になれば。

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