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出版=『ヤンキー記者、南米を行く』=サ紙=吉永支局長書き下ろし

ニッケイ新聞 2009年11月18日付け

 南米各地の体験やサンパウロ新聞での記者生活を吉永拓哉福岡支局長(32)がまとめた『ヤンキー記者、南米を行く』(1470円)が、このほど扶桑社から出版された。
 少年院退院後、父親から〃南米修業〃を命じられた著者が、エクアドルのバナナ農園、マセイオー、アマゾン、ポルトアレグレなどを歩き、様々な経験を積んでいく姿が描かれる。
 移民やブラジル人との交流や、サンパウロ新聞で記者として働く奮闘ぶりが、笑いと感動的なエピソードを織り交ぜながら語られていく。
 暴走族時代や少年院での経験を書いた『ぶっちぎり少年院白書』(二見書房)に続く2作目。
 吉永支局長は、少年院での講演活動のほか、「1年に1冊のペ―スで本を出版したい」と執筆に意欲を見せながら、「本や講演を通じて、移民の生き様を若い人たちに伝えていくことができれば」と話している。
 ブラジルでの販売価格は28レアル。問合せはサンパウロ新聞(11・3209・5922)まで。

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