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将棋連盟=第28回最強者戦を開催=各州から70人が出場

ニッケイ新聞 2009年11月18日付け

 ブラジル将棋連盟(奥田定会長)主催の「第28回ブラジル将棋最強者戦大会」が、29日午前10時からリベルダーデ区の同連盟会館(Rua Galvao Bueno, 19)で開催される。参加費30レアル。申込不要。
 同大会は、年間4回行われているものの一つで、1982年に大山康晴永世名人が来聖したおり、指導将棋を打ったことを記念し、始まった。
 最強者戦(五段以上)、四段、三段、二段、初段戦の5段階に分かれて競われる。パラナ州やミナス・ジェライス州などから約70人が出場する。
 案内のために本紙を訪れた同連盟の川合昭第一副会長、斉藤広専務理事によると、コロニアでも趣味の多様化から、将棋人口が減り、来年より4大大会を縮小する案も検討しているという。
 現在、サンパウロ本部会員は75人、全伯まで入れると会員数は200人ほど。
 「60数年も続く、歴史ある大会、灯火を消さないよう努力したい」と述べ、「今年最後の大会なので、地方の人も奮って参加してください」と呼びかけた。
 また、13~15日ニューヨークで開催された「世界将棋大会2009」に出場した高嶋ロベルト五段(ベレン)らの報告会も行われる予定。
 詳細等は同連盟(11・3209・7687)まで。

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