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アリアンサ創設80周年=移住地の肖像を将来に=記念写真集が完成

ニッケイ新聞 2009年11月25日付け

 アリアンサ移住地創設80周年記念家族写真集「写真アリアンサ2008―サンパウロ州奥地のある日系移住地と日系家族の肖像」(アリアンサ日伯文化体育協会発行=山崎静明会長、143ページ、日ポ両語、40レアル)が、このほど完成した。
 1924年に長野県の信濃海外協会が中心となって建設された第一アリアンサ移住地を始まりとし、26年に長野・鳥取県による第二アリアンサ移住地、1927年に長野・富山県による第三アリアンサ移住地、35年には第一アリアンサ内に弓場共同体が創設され、入植当時には全体で1千家族が住んでいたとされる。
 同文協は創設80周年を記念して、編纂委員会を発足。日本語版とポルトガル語版、日系人家族写真集から成る記念史を企画し編集作業を進めている中で、別に同写真集が発刊されることとなった。
 現地に住む150家族の写真と名前、出身地が記録されているほか、移住地の歴史、産業などがまとめられている。
 「移ろいやすい人の世にあって、本写真集が将来、移住地の過去の姿を偲ぶよすがとなれば幸いである」と編集後記に記されている。
 購入希望者は山崎会長(18・3708・1228)まで。

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