ホーム | 日系社会ニュース | 出光がサンパウロ市に販売会社=潤滑油供給を強化へ

出光がサンパウロ市に販売会社=潤滑油供給を強化へ

ニッケイ新聞 2009年12月12日付け

 出光興産(本社:東京都千代田区)は今年11月、サンパウロ市に潤滑油販売会社「出光ルブサウスアメリカ(Idemitsu Lube South America Ltda.)」を設立した。来年1月1日から営業を開始する。
 同社ではブラジルにおける二輪、四輪の生産好調を挙げ、さらに今後、ブラジルの経済成長にともない環境性能を有した自動車用、工業用を中心とする高機能潤滑油の需要が大きく成長すると見込んでいる。
 同社はこれまで、南米地域での潤滑油供給を日本、米国からの輸出、現地社への製造委託で対応し、出光ルブリカンツアメリカが米国から販売・技術面で顧客サポートを行ってきた。
 出光ルブサウスアメリカでは今後、ブラジルほかアルゼンチン、ペルー、チリなど南米諸国での販売を強化し、15年には売上高21億円をめざすとしている。
 出光ルブサウスアメリカは資本金255万レアル(予定)で、出光興産が99%出資。省燃費高機能自動車用エンジンオイル、ATF、冷凍機油、環境対応の高機能工業用潤滑油および関連商品を取り扱う。

image_print