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東西南北

ニッケイ新聞 2009年12月24日付け

 22日付フォーリャ紙に面白い数字が出た。国道101号線を主体に、南大河州サンジョゼ・ド・ノルテから、北大河州トウロスまでの4500キロを走るのにかかる通行料34・30レアルに対し、サンパウロ市からサンパウロ州内のリベイロン・プレットまでの313キロの通行料は41・70レアルかかったというもの。21日付同紙には、101号線は穴だらけで交通標識も傷んでいるなど、「地獄から天国まで味わえる道路」との記事があった位だから、通行料が安い=整備もされていないという事になるのかも…。
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 クリスマスが金曜日の今年は、連休を郷里で過ごす人、海岸に出かける人などで、バルターミナルや高速道路が混んでいる。23日にサンパウロ市内のバスターミナルから他の都市行きのバスを利用する人は20万人、サンパウロ市に到着する人は3万7千人の見通しだが、旅行する場合、新聞や郵便物がたまると留守だと判り、空き巣に狙われたりするので、留守中の家の管理にも注意を。道路警察は特別体制を敷き、飲酒運転、スピード違反などの取締りを行う予定だ。
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 クリスマス前恒例だが、各地でのクリスマス行事が朝のテレビニュースでも報道されている。23日は、カンピーナス市の子供から大人までの合同合唱団が、夜行なわれるコンサートで歌う曲を披露してくれた他、サンパウロ市東部のタクシー運転手25人が、サンタの服装で保育所を訪問し、子供達にプレゼントを手渡す様子などを放映。サンタを見て喜ぶ子供に泣き出す子供と、反応は様々だが、プレゼントをもらった後の子供達の顔は一様に明るい。クリスマスイヴは、花火の音で眠れない内に日が変わり、フェリース・ナタール! のお決まりコース?

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