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東西南北

ニッケイ新聞 2010年1月7日付け

 5日付本紙既報のリオ州イーリャ・グランデの行方不明者3人の内、サンパウロ州アルジャーからの観光客2人の遺体が5日に回収された。これで行方不明者は、同島で1人、アングラ市内で1人となった。アングラでの死者は52人(島31人、市内21人)となり、州内死者数も74人となった。
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 保健省が5日、国外3社から輸入する新型インフルエンザ用ワクチンは8300万人分で、購入費用は10億レアル余りと発表。この他に、注射器と針の購入費が4千万レアルほどかかる。ブタンタン研究所のワクチン生産は来年からとなる予定だが、4億3890万レアルで3300万人分との保健省要請に対し、サンパウロ州政府は、4100万人分を生産と発表した。ワクチン500万人分は既に到着しており、残りの到着を待って3月か4月に予防接種キャンペーンが行われる見込み。
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 ブラジルでは、ジア・ドス・レイスの6日は、クリスマス(ナタール)の飾りを外す日で、各地の電飾なども、6日夜か7日未明で終了。イエス・キリストの誕生を知った東方の王達が、生後間もないキリストを訪ねて贈り物をしたという聖書の記述に基づくカトリック教会暦に従った習慣だ。エバンジェリコと呼ばれるプロテスタント系信者が増えているとはいえ、カトリック教会の影響力はまだまだ大きい。
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 2月12、13日に行われるサンパウロ市のサンバ・パレード入場券販売が、イビラプエラ体育館など、6カ所の券売所で始まった。19日からはアニェンビーでも購入可能となる。各仕切りの位置や値段、14、15日のリオのカーニバルの予約情報他は、http://g1.globo.com/g1/carnaval2010/などを参照に。

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