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京藤間流が舞初め=伝統の芸を42演目で=「日本でも見られない」

ニッケイ新聞 2010年1月8日付け

 京藤間流(京藤間勘輝二代目家元、会主)は24日正午から、ブラジル沖縄県人会会館(R.Dr.Tomas de Lima,72)で「京藤間流新年舞初め」を行う。入場無料。
 今年で27回目を迎える舞初めは、3人の名取りを中心に8歳から82歳まで、約20人の生徒が披露する。
 舞台は勘輝家元の「鶴亀」で幕を開け、古典舞踊など42演目を踊る。恋人を失って狂乱するお夏の悲哀と孤独を演じる「お夏狂乱」では、名取の一人と共に、5、6年の経験を持つ4人の子供達が披露する。
 案内のために本紙を訪れた勘輝家元、名取の勘美代、勘悦子、勘靖子さんらによれば、衣装は全ての演目で交替し、日本でもこのような舞台は観られないとか。
 「特に若い人に観て欲しい。舞踊は盆踊りだけはない。本当の古典舞踊を味わってください」と呼びかけた。
 同流派は家元と名取3人がサンパウロ市を中心にカンピーナス市、レベロン・プレット市などの生徒6、70人に稽古をつけている。
 問い合わせは、勘輝家元(電話=11・3105・8520)まで。

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