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修養団=寺岡講師が指導に来伯=聖、パ州6カ所で講習会

ニッケイ新聞 2010年1月13日付け

 財団法人・修養団の寺岡賢講師(まさる、36、三重県)が7日に来伯、サンパウロ州スザノ、パラナ州アサイ、ロンドリーナ、マリンガなど6カ所で少年少女講習会などを行うにあたり、ブラジル修養団連合会の桜井仁会長、蓮沼芙美雄総務とともに11日に来社した。
 すでにモジ・ダス・クルーゼスの講習会で約90人の青少年と2泊3日を過ごした。「子供の笑顔は世界中同じだと思ったけど、こちらの子のほうが積極的」と笑いながら、「日本に比べて古きよきコミュニティーが残っているのを感じた」と印象を話す。
 続けて、「『学ぶ』という言葉は、『真似ぶ』から来ている。まずは大人が率先垂範(そっせんすいはん)することが大事」とし、「世界平和を実践するには、まずは家庭から。身近な人に温かい言葉をかけて欲しい」と話す。
 「社会をよくするために一番大事なことは教育。親・祖先の大切さ、命の大切さを伝えたい。移民の子孫である子供たちに、今の社会は祖先のおかげであることに感謝の心を持てるよう、伝えていきたい」と意気込みを表した。

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