ホーム | 日系社会ニュース | レジストロ=金子国栄氏が新会長に=2013年入植100周年に始動=太鼓普及で会員獲得も

レジストロ=金子国栄氏が新会長に=2013年入植100周年に始動=太鼓普及で会員獲得も

ニッケイ新聞 2010年2月6日付け

 先月31日にあった定期総会でレジストロ文化体育協会(300会員)の新会長に決まった金子国栄氏(69、新潟)が挨拶のため、滝内功前会長、山村敏明顧問とともに2日、来社した。
 レジストロ文協の年間予算は25万レアル。恒例行事として6月に「すし祭り」、8月に「盆踊り」「原爆忌」、11月に「とうろう流し」が行われている。
 昨年9月に連邦文化庁・州文化局に申請していた支援金18万レアル(3年間)が認可されたことで、今年から太鼓普及に本格的に取り組むことが決まった。
 金子会長は、「先輩方のやってきた行事を継続させ、太鼓を通して若い世代の会員獲得を図りたい」と意欲を見せる。
 なお、2013年に「レジストロ入植100周年」を迎えることから、「日記や写真などの資料の収集事業を始めるため文協内に『資料部』を設立させたい」とも。
 レジストロ市で記念行事実行委員会発足の準備が始まっており、「文協としても全面協力を惜しまない」と話している。
 他理事は金子会長が選任、8日午後8時半から、同文協会館である就任式で発表される。
 滝内前会長は、「忙しい1年だった。(金子新会長には)頑張ってやってもらいたい」とエールを送った。
 会長=金子国栄、副会長=村松一喜(第1、二世)、川尻誠(第2、二世)監査役=黒沢森男、運天エリーザ、菅野リカルド(正)、天谷ミルトン、近岡エリオ、ヴァルジール・フェレイラ・モラエス(補充)

image_print